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「ココロの豊かさは食がつくる」 〜正食生活術 生き方・考え方のヒントとして〜 正食協会主催 正食協会理事による講演会
「ココロの豊かさは食がつくる」
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「家族を内部被爆から守る食事法」岡部賢ニ氏
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私は福岡で健康相談をしていますが、最近乳がんが多いなあ、と思います。もちろん動物性食品を摂り過ぎているとか、食生活の影響もあるとは思うのですが、それだけではない何か原因があるのではと思っていたところ、アメリカのグルドという学者がある研究結果を発表しました。それは、「原子力発電所と住居の距離が短いほど、乳がんの発生率が高まる。80ｋｍ圏内で死亡率はそうでない地域の4〜5倍になる」というものです。
九州にも玄海原子力発電所があります。福岡市内から50ｋｍ圏内です。微弱な放射線であっても、女性の体に少しずつ入り込んでいたのだと思いました。福島原発の放射線の影響も今すぐには何もないかもしれませんが、5年後、10年後にはどのような健康被害が出るのかは予想がつきません。
放射能は簡単には体から出すことができません。
ただ、やみくもに放射能を恐れるばかりではなく、マクロビオティックというツールで体内浄化を行い、放射線に負けないで健康を守っていきましょう。
放射能は、成長が激しい細胞を破壊します。成長が激しいと言えば、赤ちゃん、幼い子ども、妊婦が考えられます。体で言えば、甲状腺、脊髄、生殖器です。しかし、あまり知られていませんが、最も著しく新陳代謝を繰り返し、２〜３日で新しい細胞に生まれ変わっているのは、小腸の柔毛です。これが最も被害を受けやすいのです。
柔毛は、植物でいえば、ひげ根です。元気な植物には、びっしりとひげ根がはえています。 小腸の壁は、この柔毛に覆われています。千島喜久男医学博士や森下敬一医学博士は、従来の「血液は骨髄で作られる」という説ではなく、「柔毛が造血に関わっている、腸が栄養を吸収するときに、栄養を血液に変える」と述べています。マクロビオティックでは、この「腸管造血説」を支持しています。
被爆したとき、真っ先にこの柔毛がダメージを受けますから、血液が造れなくなってしまいます。チェルノブイリでは被爆後、妊婦の貧血が１０倍に増えたと報告されています。千島医学博士は、「赤血球が白血球を造る」と述べておられ、貧血後は、白血球数が激減し、白血病になっていく、と唱えています。
柔毛がただれて、ケロイド化した症例として、もう1つ、抗がん剤の使用があります。抗がん剤はがんを溶かす薬ですが、その前に最も成長発育の激しい柔毛を溶かしてしまいます。ですから私は、抗がん剤を使った人が内部被爆をしたときが心配です。
さらに、柔毛を溶かすと言われている食べ物があります。それは、最も陰性である白砂糖です。甘いものが好きで白砂糖をよく摂っている人は、柔毛が脱落しています。誰でも放射線被爆の害が出るわけではなく、小腸が弱い人、特に白砂糖をよく摂っている人から害が出やすいと私は思っています。 しかし、こんな報告があります。放射線治療をしても、発酵食品を摂ると、ケロイド化を予防できると言うのです。
長崎で原爆が投下されたとき、秋月辰一郎医師が味噌汁と塩で握った玄米おにぎりをスタッフや入院患者らに食べるよう指示し、全員助かったという話は有名です。きっと味噌汁が腸を守ったのだろうと思います。
内部被爆の害を出さないために、甘いものは摂らない、それからみそ汁、醤油、納豆、梅干し、漬物などの発酵食品を毎日摂ることをおすすめします。 腸と免疫機能が関係すると、他の勉強会でも聞いたことがありましたが、その理由や放射能に対する免疫機能をアップさせる食事について詳しく聞いたのは初めてでした。
岡部氏の著書「家族を内部被爆から守る法」は、講演の内容以外にも多くの情報が入っています。非常にわかりやすく、ためになるので、ぜひ一読されることをオススメします。
・・・続きは希輝（きらら）通信8号に掲載しています・・・・
〜取材編集担当・しろがねの感想
ハイヒールを履き、腰が痛くなった経験はありましたが、足の健康がこれほど体の健康に影響しているとは、思いませんでした。インタビューで、お話を聞けば聞くほど「土台が大事」という代表・松藤さんの言葉が身にしみました。リュウマチやO脚で悩んでおられる方はぜひ記事を読んで参考にしていただきたいと思いました。
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